iPhoneやAndroidスマホは水に弱い|夏以外の季節も水濡れ注意!|その他お風呂やキッチン、トイレでの水濡れによる不具合!!
この記事の最終更新日は【2023.09.06】です。内容が古い可能性があります。
iPhoneやAndroidスマホの水没修理は夏場が多いことは皆様ご存知かと思います。
夏は海やプール、河川や湖など、水辺のレジャーにお出かけになる機会が増えると思います。そのため、水濡れによる故障が起こりやすいようです。
しかし、夏以外の季節や日常生活においても水濡れの危険性はたくさんあります。
スマートフォンの防塵・防水性能について
近年のiPhoneやAndroidスマホは防水性能が高い機種が増えました。実際にどれくらい防水性能があるのかご存知ない方もいらっしゃると思います。
そこで、機器の保護構造について世界各国で規定している防塵・防水性能テスト方法があります。これに基づくIP規格がありますので、簡単にご紹介します。
※IPとは、Ingress Protectin(侵入に対する保護)のことです。
日本では、日本興業規格及び社団法人・日本電機工業会がIEC529に準拠してIP表を規格化しています。(JIS C 0920-1993 & JEM1030-1983)
これらの表を見ると【IP68】が最も優れた保護性能ですが、「どんな環境でも大丈夫」ではありません。
スマートフォンの防水性能を過信してはいけません
残念ながら、iPhoneやAndroidスマホの防水性能は万能ではありません。
まず、防水性能テストは真水で行っており、お湯・入浴剤・海水・消毒剤が入った水・化粧水などは想定されていないのです。
次に、例えばIPX8(水面下での使用可能)の性能でも、強い噴流水には耐えられないことがあります。つまり、水洗いしたりシャワーをあてたりすることを想定されていないのです。
IPX8のテスト方法も「メーカーの取り決め云々」とあるので、メーカーや機器によって異なるようです。
そもそも防水性能が無いスマートフォンもありますので、ご注意ください。
一度、ご自身の端末の防水性能を確認してみると良いかもしれません。
また、経年劣化によって防水性能が落ちます。
iPhoneの場合、Apple公式WEBサイト内で防水性能(Appleでは耐水性能と表現)について発表しています。
その他、一度でも分解修理した端末も防水性能は落ちます。
防塵・防水性能のある端末を修理のために分解する際、密閉シールを剝がすことになります。密閉シールを貼り直しても、新品同様の密閉性には戻りません。
困ったことに劣化具合は見た目では判断しにくいのですが、防水性能は低下するものだとお考えください。
季節や場所を問わず水濡れに注意する
夏場に限らず、いつでもどこでも水濡れの危険性は潜んでいます。
春や秋は雨が降りやすく、ポケットにスマホを入れたまま雨に降られて故障する場合があります。
冬は雪や結露による水没故障があります。
日常生活では、キッチン・お風呂・トイレなどでの水没があります。
テーブルの上に置いていたスマホに飲料をこぼしてしまう場合もあります。
お風呂での水蒸気による結露から水没故障する方は意外と多いです。
防水ケースに入れていても、いつの間にか防水ケースが開いていて浸水するリスクも少なくありません。
このように様々な原因によって水没故障する可能性がありますので、ご注意ください。
こんな症状が表れたら、すぐに修理へ
- 画面は表示するが、タッチ操作が出来ない
- 画面表示に不具合がある(変色・線が出るなど)
- カメラのガラスが曇っている・水滴が見える
- 電源が入らない
水濡れ当初は電源がついており使用できる場合がありますが、徐々に影響が出てくることがあります。
電源が入らなくなった場合は、電源を入れようとして充電器につなぐのは絶対NG!です。
内部基盤がショートして悪化する可能性があります。最悪の場合、大切なデータが消えてしまいますので、速やかに修理へ出しましょう。
水没修理に対応しているVIT-SHOP
防塵・防水性能のあるスマートフォンが新しいうちは多少の水濡れや水没しても、故障を引き起こすことは少ないかもしれません。
しかし、防塵・防水性能は使用とともに劣化しますのでお気を付けください。
水没後は時間との勝負になり、出来るだけ早く修理することで復旧の成功率が高くなります。
VIT-SHOPでは、スマートフォンの水没修理に対応しています。予約不要ですので、お気軽にご来店ください。