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お使いのWi-Fi環境、見直してみませんか?

この記事の最終更新日は【2022.07.03】です。内容が古い可能性があります。最新の記事や関連記事をお探しの方は下の「サイト内検索」で検索してみてください。

Wi-Fi規格には種類があることをご存知でしょうか?

Wi-Fiには世代が存在し、それぞれの世代で通信速度や周波数帯が異なります。
今回は、Wi-Fi規格の種類についてまとめてみました。

ルーター
Wi-Fi親機

Wi-Fiとは

Wi-Fi(ワイファイ)とは、無線通信の一規格を指します。
無線LAN=Wi-Fiと捉えられているケースもありますが、厳密には異なります。
(無線LANで通信を行う際に使う規格は、BluetoothやUltra Widebandなど、Wi-Fi以外にも存在します。)
無線LANの規格のひとつにWi-Fiが存在し、パソコンやスマートフォンなどの多くの機器で使用されています。

Wi-Fi規格の種類

世代名称規格名最大通信速度周波数帯
第6世代
(2019年)
Wi-Fi 6IEEE 802.11ax9.6Gbps2.4GHz
5GHz
第5世代
(2013年)
Wi-Fi 5IEEE 802.11ac6.9Gbps5GHz
第4世代
(2009年)
Wi-Fi 4IEEE 802.11n600Mbps2.4GHz
5GHz
第3世代
(2003年)
IEEE 802.11g54Mbps2.4GHz
第2世代
(1999年)
IEEE 802.11a54Mbps5GHz
第2世代
(1999年)
IEEE 802.11b11Mbps2.4GHz
第1世代
(1997年)
IEEE 802.112Mbps2.4GHz
2022年現在、第5世代の機器が多く使われていると思われます。
[Wi-Fi 5]ももう9年前の規格ですね。時の流れは恐ろしい…。
ところで、[Wi-Fi 4]以前の規格の無線ルーターを現在も使われているご家庭・事業所様もあるのではないでしょうか。
ひょっとすると、お使いの無線ルーターでは、本来の通信速度を発揮できていないかもしれません😒

Wi-Fiの周波数帯の種類

Wi-Fiの周波数帯は「2.4GHz」と「5GHz」の2種類あります。
それぞれに次のような特徴があります。

2.4GHz

  • 障害物に強い
  • 電子レンジ・無線キーボード・マウス・Bluetoothなどと干渉しやすい
  • 屋内・屋外共に利用可能

5GHz

  • 障害物に弱い
  • 同一の周波数帯を使用する機器がないため、電波干渉が少ない

よって、利用環境に合わせて、2.4GHz帯、5GHz帯を使い分けると良いでしょう。

2.4GHzと5GHz
最近の機器は2.4GHz、5GHz 両対応が多いです。

最新の規格[Wi-Fi 6]

2022年現在、[Wi-Fi 6]が最新の規格です。その名の通り、第6世代のWi-Fi規格です。
特徴として、

  • 最大通信速度は9.6Gbps(理論値)
  • 複数台同時接続時も速度が低下しにくい
  • TWT(Target Wake Time)機能によりデバイスのバッテリー寿命が長くなる
  • 2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯に対応
  • 下位互換があるため以前の規格(Wi-Fi5以前)にも対応

などが挙げられます。
[Wi-Fi 5]と比較して、通信速度の向上や、複数周波数の対応等の違いがありますが、
一番の特徴は、複数台同時接続時も速度が低下しにくい点でしょうか。

家電もネットワークに接続する時代
パソコンやスマートフォンだけではなく、テレビやエアコンなどの家電もネットワークに接続する時代です。

親機・子機 それぞれの規格が重要

親機(無線ルーター)が[Wi-Fi 6]対応機器であったとしても、子機(💻パソコン・📱スマートフォンなど)が[Wi-Fi 6]非対応機器の場合、その子機を搭載した機器は[Wi-Fi 6]の恩恵を受けることはできません。
親機・子機それぞれで[Wi-Fi 6]対応機器を使用することで成立します。

※iPhone[Wi-Fi 6]対応機種

  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone 11シリーズ(iPhone 11/11Pro/11Pro Max)
  • iPhone 12シリーズ(iPhone 12 mini/iPhone 12/iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Max)
  • iPhone 13シリーズ(iPhone 13 mini/iPhone 13/iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Max)

[おすすめ環境]メッシュWi-Fi

大きめの住宅の場合、1台の親機では全体をカバーできないことがあります。
その場合、アクセスポイントを複数設置することで全体をカバーし、問題を解消します。

以前は中継器を設置する方式が主流でしたが、
ここ最近は「メッシュWi-Fi」と呼ばれる方式が主流です。
(メッシュWi-Fi対応機器が必要です)

中継機を設置する方式の場合は、設定が複雑で管理も面倒でしたが、
メッシュWi-Fiの場合は、親機も子機も同じ設定を共有するため設定や管理が簡単です。

もし、これからアクセスポイントの追加やWi-Fi環境の更新を検討されている場合は、
メッシュWi-Fiをおすすめします。

まとめ

無線LANの規格に関してまとめてみました。
[Wi-Fi 6]規格登場から約3年が経過し、対応機器も増えてきました。

一度、💻パソコンや🎮ゲーム機など、お手持ちの無線ネットワーク機器の子機側の対応規格を確認されていはいかがでしょうか?
通信速度が大幅に改善されるかもしれません。

もし、ノートパソコンなどで、無線LANを内蔵してはいるものの、[Wi-Fi 5]の機種をお使いの場合は、
[Wi-Fi 6]に対応したUSB子機を使用することで対応できますので、一度検討されてみてはいかがでしょうか?

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