パソコン修理に関する相談で一番多いのが「パソコンの動きが遅くなった」「起動が遅く、5分以上かかることがある」「パソコンが遅くてストレス」という内容です。

パソコンを長く使っていると、だんだん動作が遅くなりイライラさせられることがあります。

その原因としては、

• ストレージ【ハードディスク（HDD）、SSD】
• メモリ
• CPU
• OSアップデート
• セキュリティソフト

などが挙げられます。

ストレージ

データを保存する倉庫の役割をしています。また、パソコンの起動やソフトの起動などの速度にも影響します。

ストレージには【ハードディスク（HDD）】や【SSD】があります。
動作が遅いパソコンをお預かりすると、そのほとんどがストレージの劣化や不具合を抱えています。

特にハードディスクは繊細な部品であるため、衝撃、摩耗、破損、空気中の水分などによるサビ、そもそも欠陥品であった…などの原因で故障する可能性があります。

たいして使っていない場合でもハードディスクが経年劣化し、久しぶりに使ったら動かないというケースもあります。車や家を使わないでいると劣化が速いのと似ています。

ストレージをHDDからSSDへ換装することで、起動や保存のスピードアップを図れます。

また、多少のメモリ容量不足やCPUの性能不足でも、SSDがスピードの底上げをしてくれます。

インターネット閲覧や書類作成といった一般的な使用であれば、

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メモリ

いろいろなソフトを同時に使用する際に必要です。メモリが増えれば処理速度が上がるため、複数のデータ処理が効率的に行えます。

ただし、メモリを増設してもパソコンの動作に変化を感じない場合はストレージが問題です。購入から数年経過しているパソコンであれば、ストレージ交換も視野に入れてください。

CPU

人間でいう脳にあたる部品で、処理速度に直結します。

ノートパソコンの場合、CPU交換自体が難しい機種が多いため修理に向いていません。デスクトップパソコンであればCPU交換は可能ですが、世代によって入手困難だったり、メイン基板との相性があるため注意が必要です。

OSアップデート

たまにあるのが、購入当時から動作が遅い場合です。これは、出荷時から時間が経過していることで複数のOSアップデートや大型アップデートが必要な状態であった可能性があります。

その他、あまり使用しない方も同様な理由で動作が遅くなることがあります。まずはOSアップデートを試みてから判断するのが良いでしょう。

セキュリティソフト

その他に考えられる原因として、セキュリティソフトがあります。

意外に思われるかもしれませんが、セキュリティソフトを利用することでパソコン動作が遅くなる場合があります。セキュリティソフトはパソコン内部の動向を常に監視しているため、負荷がかかっています。そのため、パソコンがフリーズしたり作業が捗らずストレスを感じることがあります。

中には、パソコンそのものの性能不足や使用するソフトが多すぎることが影響しているケースもあります。

面倒でなければ、一度セキュリティソフトをOFFにしてみましょう。そして、パソコンをいつも通りに使ってみてください。動作が軽くなればセキュリティソフトが犯人です。

いかがでしたか。

パソコンを使う方であれば、誰しも「パソコンの動作が遅い」を経験する可能性があります。

ハードディスクからSSDへ換装すると、これまで使っていたパソコンの動作が各段に速くなります。日々のパソコン作業を快適にできる手段としてイチオシです！

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